28歳の夏。それはまさかの出来事でした。
会社の健康診断で血糖値が高かった為、要検査の診断を下されました。
僕は、半信半疑で糖尿専門の病院に行き、精密検査をみっちり3時間受けました。
結果、まさかの糖尿病。
大きな病を宣告された方は気持ちがわかるとと思いますが、かなりメンタルがやられます。
そんなこんなで、糖尿病になってから約1年が経とうとしています。
そこで今回は、28歳の若さで糖尿病になった僕が、現代人に伝えたい、たった一つの事を書きたいと思います。
そもそも糖尿病って?

簡単に説明すると、血液中の糖が増えてしまう病気のことです。
糖尿病の時は、ほぼ自覚症状がないのですが、この糖尿病を放置していると、血管が傷ついてしまい、足の切断や失明、心臓病といった重い病気、いわゆる合併症になるリスクが高まるとても怖い病気なのです。
日本の糖尿病患者数は?
2017年度の厚生労働省の調査によると、日本全国で328万9千人いるといわれています。
年々、糖尿病患者数が増えて来ていることが分かります。まさに現代病といえます。
糖尿病になる原因とは?
糖尿病は大きく分けて4つの種類があるのですが、種類によって原因も異なってきます。
1型糖尿病
糖を分解するインスリンを作っている細胞が壊れる事により発症する糖尿病で、突然発症すると言われています。
2型糖尿病
糖を分解するインスリンの量が少なかったり、インスリンの働きが悪かったりする事により発症する糖尿病で、生活習慣や遺伝が原因で発症すると言われています。
妊娠糖尿病
妊娠することにより、発症する糖尿病で、胎盤から分泌されるホルモンの影響でインスリンの働きが悪くなることにより発症すると言われています。
その他型糖尿病
遺伝子異常や疾患が原因で発症する糖尿病です。
糖尿病患者の9割以上は2型糖尿病

遺伝や生活習慣が起因となる2型糖尿病。
僕もこの2型糖尿病と診断されました。
僕の場合は遺伝により、すい臓から糖を分解するインスリンの量が少なく、そして何より偏った食生活を長年続けてきたツケが回ってきたのでした。
家での自炊をあまりしなく、外食中心の食生活、運動をしない方はなりやすいと言われています。
サラリーマンの方に多いかもしれませんね。
糖尿病は治る病気なの?
糖尿病は一度なると、治らないと言われています。
しかし、糖尿病というのは合併症が怖い病気なので、病気と上手く付き合っていけば特に問題はありません。
糖尿病になって出来なくなったこと。

好きなものを好きな量だけ、好きな時間に食べることが出来なくなりました。
ラーメン食べに行ったら、チャーハンとセットで食べたいですよね?これも出来ません。
3時のおやつでジュースとお菓子セットで食べたいですよね?これも出来ません。
糖尿病になると1日に摂取出来る糖質量が決められている為、糖質が高い食べ物や飲み物を多量に摂取することが出来なくなります。
人生で一番大切なたった一つの事。

遅くなりましたが、結論になります。
それは、
"当たり前の日常を幸せと感じてください"
ということです。
人は不思議なもので、今までのことが出来なくなったり、今まであったものがなくなったりする事でようやく、その事の大切さや有り難みを心から知ります。
今回は、食べ物について例をあげましたが、皆さんの当たり前の日常とはなんでしょうか?
家族がそばにいること?
ご飯を食べれること?
仕事が出来ること?
友達と遊ぶこと?
仕事がしんどいから嫌だという方はたくさんいると思いますが、健康で身体を動かせるから仕事が出来ています。
考え方を変えるだけで、心が豊かになり、幸せを見つけることができ、そして幸福な人生を歩むことが出来るようになります。
周りと比べて自分の人生は幸せじゃなと感じている方は、是非当たり前の日常を見つめ直してみて下さい。きっと幸せを見つけることが出来ると思います。
ということで、今回は以上となります。
少しでも読者さまの生きるヒントになれば幸いです。